AFSDAY福島


2011年3月11日の東日本大震災と原発事故により、福島県へのAFS留学生の受入は途絶えたままになっていましたが、これまで地域で育まれてきた交流の根が絶えないよう、AFS日本協会では受入再開に向けて奨学金「AFSこらんしょ!福島」を設立して寄付を募り、パートナー各国に参加を呼びかけました。そして2013年6月下旬、3週間という短期プログラムではありますが、2年半ぶりに2名の留学生が福島県にやってきました。

左:成田空港到着直後、コスタリカのオスカーくんとセルビアのヤナさん
右:支部の歓迎会

滞在中は、ホームステイ、学校通学に加え、いわき市の訪問(※記事冒頭の写真)など様々な支部行事も企画されましたが、連休の最終日7月15日(月・祝)には、福島県からAFSプログラムでドイツ、フランス、オーストリア、スイス、アメリカに留学した高校生・大学生と「世界から見たフクシマを語る」をテーマに意見を交わすイベント「AFSDAY福島」が、会津若松市生涯学習総合センター会津稽古堂で開催されました。

まずは各留学生による自己紹介・国紹介が、英語とスペイン語の逐次通訳を通して行われました。特にセルビアからは今回が初受入であったため、様々な国の留学生をサポートしてきた支部ボランティアにとっても興味深い発表であったようです。

震災や福島への留学について質問すると、セルビアのヤナさんは、心配した人も多かったけれど家族は留学をとても喜んでくれた、セルビアでも地震があり、家族や町と離れなければならない、だけど離れたくないという経験をしたので、住み続けている人の気持ちがわかると語り、コスタリカのオスカーくんは、コスタリカも毎月のように地震が起きていて、大切な人を亡くした知り合いもいるので、それがとても悲しいことだということはわかる、と語りました。

会津学鳳高校にお世話になりました

福島から海外留学した高校生・大学生は、留学先の人々の反応や気付いたことについて語ってくれました。現地では悲惨なニュース映像が繰り返し流されていて、福島に住んでいることが信じられないという反応も多い中、福島の現状を頑張って伝えてきた、理解したいと言ってくれる人もいて嬉しかった、もっと語学力を磨いてたくさん伝えたい、福島出身者として福島を支援していきたいなど、それぞれ自分の言葉でしっかりと語り、留学を経て一回り成長したその姿はとても頼もしく感じられました。

▼動画


進行を務めた福島支部のボランティアは、「フクシマ」は世界で色々な風にとらえられているかもしれないが、それによって福島に来た留学生と留学経験者が一堂に会し、意見を交換するという今日のような場を設けることができたので、状況を前向きにとらえていきたいと締めくくりました。

本プログラム・イベント実施にあたりご支援・ご協力いただきました皆様、ありがとうございました。

>「AFSこらんしょ!福島」