留学レポート スウェーデンあっという間の半年


日本を出発してから約6ヶ月半がたちました。楽しい留学生活はあっという間に過ぎていくようで、もう残すところあと半分以下になってしまいました。
私はスウェーデンの第二の都市ヨーテボリの近くにある小さな町クングスバッカというところのはずれにホームステイしています。さすがヨーロッパの北海道スウェーデン、家の周りには地平線が見えるくらい畑や牧場が広がっています。学校からの帰り、バス停から家まで歩くことがあるのですが、周りには馬と羊しかいないので大声で歌いながら歩いたり、道の周りに生えている木になっているベリーを取って食べたりすることができます。
私が高校留学をしている理由のひとつに大学もないような田舎に住みたいというのがあったのでとてもうれしいです。

スウェーデン語は挨拶程度しか覚えずに来たのですがSFI という週3回ほどのスウェーデン語教室のほか、私がスウェーデンに留学するきっかけとなった児童書作家、アストリッド・リンドグレーンの本を読んだりして勉強しています。でもまだ語彙が全然足りなくて、この間スウェーデン語に翻訳された日本の漫画を呼んでみたのですが、たった20ページほど読むだけで単語帳を3ページも埋めてしまいました。まだまだ努力が必要だと思いました。
スウェーデン人はとても語学のレベルが高く、小学生くらいの小さい子供でもネイティブのように英語を話すことができます。当たり前ですが学校では先生も生徒もみんなスウェーデン語を話すので何を言っているか分からず孤独を感じることもありますが、とても楽しく過ごしています。クラスメイトがみんなとても優しいです。
休みの日には買い物をしたりデンマークに旅行に行ったりエルクという動物を見に行ったりしました。スウェーデン人はとにかく甘いものが好きでどこに行ってもお菓子があるのがスウェーデンの面白いところです。

こちらにきて1ヵ月くらいは毎日期待と緊張でいっぱいで留学している!という感じだったのですが、3ヵ月ほどたつと、普通に日々を過ごしているという感じで、ここでの生活に慣れてきたのだな、と感じました。でも未だに日々、日本との文化の違いに驚かされることはたくさんあります。
今日私のホストシスターたちは学校でスウェーデン語のテストがあったようなのですが、それがなんと3時間かかる大きなテストらしいです。そんなに集中力が続くなんてスウェーデン人はすごい!と思っていたのですが、こちらではテスト中に音楽を聴いたりお茶やコーヒーを飲んだりお菓子を食べたりしていいのです。前日に勉強の心配はせずにテスト中に食べるサンドイッチの心配をしていたのにびっくりしました。
他にも学校は日本との違いがかなりあります。基本的にこちらの学校は厳しくなくて、日本では毎日のようにテストがあるし宿題もいっぱいあるということを伝えたらとても驚いていました。また、数学はとても簡単で勉強をしなくてもテストで1番をとれます。まあスウェーデンにはテスト前必死で勉強する人はいないのですが。
でも歴史や英語の授業は日本のように先生の説明、板書をノートにとり暗記するのではなく、プレゼンテーションやレポートなどがほとんどで、そのような授業に慣れていない私にはとても大変です。


スウェーデン(ヨーロッパ)は今年異常気象で、1月の下旬にやっと雪が降り始めました。まさか人生初めての雪のないお正月をスウェーデンで過ごすとは思っていませんでした。でも2月頃には気温が低い日が多く、ホストシスターと一緒に凍った海の上でスケートをしました。海は凍っているのにその周りに雪があまりなく土や緑が見えているのが不思議でした。

留学生活はまだあと半分あるのですが、すでに私の中でたくさんの変化、成長があったように感じます。日本語はもちろん、もしかすると英語すら通じないかもしれない場所で学校に行ったり買い物をしたりするのは想像していた以上に大変でした。毎日学校へ行くのに緊張していた時期もありました。今では自分1人で世界中のどこにでも行ける自信があります。そのことに気づいたとき、留学というものの力を改めて感じました。
もうスウェーデンの大きな行事であるルシア祭やクリスマスは終わってしまいましたが、だんだん日が長くなりこれからもイースター、夏至祭など楽しい行事がいっぱいあるので残り4ヵ月の留学生活を思いっきり楽しみたいと思います。

2012年3月 スウェーデンより
AFS58期生/どさんこ奨学生 浅田七星

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